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喉が痛い(1週間以上前から)

喉が痛い(1週間以上前から)には以下のような病気と関連性が考えられます
男性
口内炎
齲歯(虫歯)
花粉症
かぜ(急性上気道炎)
咽頭がん(上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がん)
インフルエンザ
女性
口内炎
齲歯(虫歯)
花粉症
かぜ(急性上気道炎)
自律神経失調症
更年期障害
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喉が痛い(1週間以上前から)の基礎知識

目次

概要

のどの痛みの大半はかぜ、すなわちウイルスの感染によるものです。多少の痛みはあっても問題なく飲食ができて、他に強い症状がなければ様子をみて構いません。

一方で、症状が週単位以上で長引く人は他の病気も考える必要があります。扁桃炎が長引いている、中・下咽頭癌などの悪性腫瘍、脳腫瘍などを原因とした神経痛、といった可能性もあります。

長引く喉の痛みで困っている人は耳鼻咽喉科を受診してください。一般的な内科では、喉の奥を観察する検査はできないため耳鼻咽喉科が適しています。

原因とメカニズム

のどの痛みの大半は、かぜが原因です。ウイルスによるかぜは急性上気道炎とも呼ばれます。ウイルスが鼻や咽頭、喉頭、気管支などに感染し、炎症を起こします。特に咽頭炎や喉頭炎でのどが痛くなります。

ところが、何週間も喉の痛みが長引く人では、風邪以外の原因を考える必要が出てきます。扁桃腺に持続的な炎症が起きている、喉に悪性腫瘍ができている、脳に悪性腫瘍ができて喉に関連する神経が圧迫されている、などが考えられます。

考えられる病気

扁桃炎

扁桃炎は喉の奥にある扁桃腺が炎症を起こした状態です。ウイルスや細菌が主な原因です。数日で改善することが多いですが、長引く場合や繰り返す場合には慢性扁桃炎・習慣性扁桃炎と呼ばれます。

咽頭がん

咽頭がん(中咽頭癌や下咽頭癌)では、のどに痛みが出現して次第に悪化してくることが珍しくありません。習慣的に飲酒や喫煙をする人は特に注意が必要な病気です。

舌咽神経痛

舌咽神経痛とは、喉や舌の後ろ側を支配する神経である舌咽神経による痛みのことです。血管や他の神経、腫瘍などによって舌咽神経が圧迫されて症状が出ることがあります。

受診の目安

週単位で症状が改善しない人は悪性腫瘍などの可能性もありうるため、耳鼻咽喉科を受診してください。軽い症状で1週間以内に治ってしまうような痛みであれば、他の症状で困っていない限り医療機関を必ずしも受診する必要はありません。

診療科

耳鼻咽喉科

喉を専門的に診ているのは耳鼻咽喉科です。喉の症状が主体であれば、耳鼻咽喉科を受診するのが最も望ましいです。必要に応じて喉頭ファイバーという胃カメラより細いカメラを鼻から入れて、のどの様子を観察することもできます。

喉頭ファイバー検査は小規模な耳鼻咽喉科でも行っていることが多いため、最初に受診するのは近隣の耳鼻咽喉科のクリニックで問題ありません。必要に応じてCT検査、MRI検査などを行えるような医療機関に紹介してもらえます。

検査

喉の痛みに関連した検査には、以下のようなものがあります。

CT検査、MRI検査

のどの様子を輪切りの写真で確認することができます。そのため、扁桃腺の様子や腫瘍の有無を確認することができます。やや大掛かりな検査なので、診療所・クリニックでは行っていないことが多いです。

喉頭ファイバー検査

耳鼻咽喉科でよく行われる検査です。鼻から細い内視鏡を入れることにより、鼻からのどまでをしっかり観察することができます。

治療

原因の病気がはっきりとしている人では、その病気の治療が最も大切です。風邪の人は、自然に時間をかけて改善を待つのが基本です。のどの痛みそのものを抑える目的では、痛み止めやトラネキサム酸などがよく処方されます。トローチで保湿を図ることもあります。

セルフケア

・乾燥させない(部屋の保湿、マスク、のど飴)
・なるべく声を使わない
・休養をとる

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